システム・コーチング®

2人以上の組織・チームの間に存在する「関係性」に対して行うコーチング
組織・チームの成果向上につなげる組織開発手法です。ORSCC(組織と関係性のための認定システムコーチ)の有資格者が在籍し、チームビルディングや振り返りなど様々な機会でシステム・コーチング®を実施しています。
※システム・コーチング®は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です。 http://www.crrglobaljapan.com

Why - この制度の意義と背景

3つの観点から、システムコーチング®の意義と背景をお伝えします。
 
関係の質を上げる
ダニエル・キムが提唱する「成功の循環モデル」によると、組織に成功をもたらす要因として、関係の質、思考の質、行動の質、結果の質があると言われています。その中で、まず関係の質を上げることで、より思考と行動・結果の質が上がってくるとされており、システム・コーチング®はそのための1つの手段と考えています。
 
本音で言い合える、素直な関係
システム・コーチング®の1つの考え方として「誰もが正しい。ただし、全体から見ると一部だけ正しい。」というものがあります。 この考え方を掴むために「群盲、象を評す」というインドの寓話をご紹介します。
目が見えない老人が、手を伸ばして象を触っている所をイメージして下さい。例えば、象の鼻を持っている方は「これはホースだ」と言います。一方で、耳を触っている方は「うちわ」と言い、足を撫でている方は「大きな木の幹だ」と言うかもしれません。1人ひとりが言っていることは全く異なるのですが、全体としては象のことを言っています。
「群盲、象を評す」と同様に、システム・コーチング®においても「誰もが正しいことを言っている。ただし、全体から見ると一部だけ正しい」という視点を持ちます。つまり「全ての声がシステムに必要だ」ということを非常に大事にします。まさに一人ひとりが象を触っている手と同様で「自分が感じていることを場に出す」ことを様々な対話やミーティングの場で大切にしています。
 
会社に生命力を
システム・コーチング®のまた別の考え方として「システムは生まれながらにして知性があり、生み出す力と創造性にあふれている」というものがあります。
この考えと、RELATIONSの考える”生命力あふれる会社”は重なる部分が多く、とても共感しています。
”生命力あふれる会社”とは一人ひとりと組織が共鳴し、創造的に躍動する場だと考えています。本来のありたい姿に立ち返り、本音が行き交う素直な関係が紡がれると、人と会社の可能性がひらかれると考えています。

Tips - 工夫しているポイント

実践の場
全社会議の冒頭に、DTAというツールを活用します。会議をどんな雰囲気で進めるかの対話をし、心理的安全性を高め、意図的な参加を引き出しています。
他にも、新しいメンバーが加わる際には、新しいメンバーとオンボーディングをするメンバー間でのシステム(関係性)を扱い、何でも相談しやすい・言いやすい関係を構築することに役立てています。
また、チームでコンサルティング案件をスタートする際にも、チームのシステム(関係性)を扱い、成果創出のための土壌をしっかりと耕します。
 
学ぶ機会
  • ほぼ全員がシステム・コーチング®の基礎コースを修了しています。ロールの活動に必要な予算や超進化制度により、望むメンバーには学ぶ機会が提供されています。

Voice - 社員の声

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相手の新たな一面が見え、関係性が深まりました
「システム・コーチング®」は、チーム内の関係性に目を向ける貴重な時間です。入社から間もなく、同期や他のメンバーの方と関係性を深めたかった私にとって、絶好の機会でした!
システム・コーチングを通じて相手の新しい一面が垣間見えますし、普段とは違う方向性での自己開示ができるため、参加するたびに心の距離が縮まるような感覚があります。 実際に仕事をする上でも、何でも相談しやすくなったり、発言の背景にまで目を向けられるようになったりと、ここで築いた関係が役立っています。
毎回自分の中に新しい発見があることも、システム・コーチングに参加する楽しみです!
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「チーム」を主語に深い対話ができます
「システム・コーチング®」とはチームに対して行われるコーチングのことで、関係性の質の向上を目的に実施しています。
「僕」や「私」だけでなく、「チーム」を主語に対話ができるのが特徴的で良いですね。実施する際には、「RELATIONSさん」という架空の人格が出てくるのも面白いなと思います。 主にオフラインで集まれる時に実施していますが、全メンバーが集まる機会はとても貴重なので、しっかりと活かして行きたいなと思います。

Result - 実際どうだったか

 

Detail - 詳細

 
 
  • 自分たちの体験で学んだことをクライアント支援にも活かす
    • コストや組織開発など、多くのクライアントとプロジェクトをご一緒させていただきます。プロジェクトを成功させるためには、論理(コト)だけではなく、感情(ヒト)も大切に扱う必要があると考えています。自ら実践してきたことを活かし、チームの関係性や関わる人の気持ちを丁寧に扱い、成果創出に繋げていきたいと考えています。