2つのミーティング

 
ホラクラシー憲章では2つのミーティングのプロセスが定義されています。
  • タクティカルミーティング
  • ガバナンスミーティング
上記2つです。それぞれ目的が異なります。
 

▼タクティカルミーティングの目的

✔ 情報の共有・同期・可視化
✔ 日常業務に関わるテンションの処理
このミーティングでは、「問題をじっくり解決するよりも、各自が持っている情報やテンションを共有・同期・可視化すること」を重視します。そのため、ミーティング自体は、とてもテンポよく進みます。
 

▼ガバナンスミーティングの目的

💡
組織構造の変更
(1)ロールの削除・追加・修正
(2)ポリシー(業務上のルール)の削除・追加・修正
   ※ここでいうルール(=ポリシー)は「憲章」とは異なり、会社ごとに決められるルールです。
通常の組織との違いは、このガバナンスミーティングで顕著に現れます。
通常、組織構造の変化は、中期経営計画などに沿って経営層等の一部の部署で行われることが多いですが、ホラクラシーでは誰でも提案することができ、有効な反論がなければ、提案は有効(=可決)になります。
これにより、新入社員でも組織構造にテンションがあれば、気軽に起案することができます。
 
ちなみに、2つのミーティングはプロセスが厳密に定義されています。
プロセスについては情報量が多いので、下記に概要のみ記載しています。
このプロセスについては、読み飛ばしていただいて大丈夫です。
 
 
▼ タクティカルミーティングのプロセス
プロセスが決まっているため、進行スピードが早い特徴がある
プロセスが決まっているため、進行スピードが早い特徴がある
 
STEP1から順番に進行する
STEP1から順番に進行する
▼ガバナンスミーティングのプロセス
 
提案者がきちんと守られるプロセスになっている
提案者がきちんと守られるプロセスになっている
 
STEP1から順番に進行する
(※1)質問者は自分の意見や感想を言ってはいけない
(※2)リアクションラウンドでの意見を聞く・聞かないは起案者が決める
(※3)反論がある場合は、反論が有効かどうかテストするプロセスが別途存在する
(※4)有効な反論がある場合、起案者は提案を修正・棄却しなければいけない
STEP1から順番に進行する (※1)質問者は自分の意見や感想を言ってはいけない (※2)リアクションラウンドでの意見を聞く・聞かないは起案者が決める (※3)反論がある場合は、反論が有効かどうかテストするプロセスが別途存在する (※4)有効な反論がある場合、起案者は提案を修正・棄却しなければいけない