ホラクラシーの根底にある考え方:テンション

ホラクラシーを理解する上では、「テンション(tenstion、ひずみ)」という概念がとても大切です。ここでいうテンションとは「今日はテンション高いね〜!」などのテンションとは全く別物です。

人の創造性はテンションとして感知される

ホラクラシーでいうテンションとは一体なんでしょうか?
ホラクラシーでは、『今起きている現実』と『ありたい理想状態』との間にあるギャップを感知したときに生まれるものをテンションと呼んでいます。
このテンションは、「個人が感知するテンションは、重要な組織の経営資源の1つである」とされています。
このテンションを適切に処理することで、組織や事業は、激動の環境に適応しながら成長していきます。
ちなみに、この考え方の根底には、「人間には『今この瞬間に不協和を感知し、変革の余地があることを見通す能力』がある」という人間観があります。
テンションとは「より良い状態への可能性」が秘められている、人の創造力の源泉であり、ホラクラシーは人の持つ可能性を最大限に活かす経営手法といえます。